WORLD TRIVIA / AFRICA

世界の国々の面白い雑学 — アフリカ編

ピラミッドはエジプトだけではなかった。ガーナには魚の形をした棺がある。モザンビークでは鳥が人間をハチの巣へ案内する。アフリカの国々の知られざる物語を、一国につき一つずつ、写真と資料を見ながら読んでみよう。

国連加盟54カ国と、西サハラ・ソマリランドの合計 56 カ国・地域。国家の承認状況や領有権の問題は記事で区別して扱う。

AFRICA / NORTH

北アフリカ 7記事

緑だったサハラ、宇宙から見える巨大な目、砂漠を横切るコンベヤー

歴史 · ひとくち雑学01

アルジェリアの砂漠に、カバや牛が描かれている理由

乾いた砂岩の壁に残るカバ、牛、馬、ラクダ。アルジェリアのタッシリ・ナジェールにある1万5000点以上の岩絵は、サハラが大きく変わった歴史を物語る。

記事を読む
歴史 · ひとくち雑学02

エジプトのピラミッドは、完成時には白い石で覆われていた

現在のギザのピラミッドは砂色の石段が目立つが、完成当時は白い石灰岩の化粧石でなめらかに覆われていた。

記事を読む
歴史 · ひとくち雑学03

チュニジアの地方都市に、3万5000人を収容する闘技場ができた

ローマのコロッセオは世界的に有名だ。だが、チュニジアのエル・ジェムという町にも、巨大な楕円形の闘技場がそびえている。周囲の住宅や道と比べると、その大きさは現実離れして見える。

記事を読む
地理 · ひとくち雑学04

モーリタニアにある「サハラの目」は、隕石の穴ではなかった

砂漠の地面に立っても、それが「目」の形をしているとは気づきにくい。けれど宇宙から見下ろすと、モーリタニアのサハラ砂漠には、直径約40キロメートルもの同心円が浮かび上がる。

記事を読む
歴史 · ひとくち雑学05

モロッコ・フェズの革なめし場は、なぜ色とりどりなのか

赤、茶色、黄色、白。丸い容器がびっしり並ぶ光景は、巨大な絵の具のパレットのようだ。しかしモロッコのフェズ旧市街で見られるこれは、革をなめし、染色するための作業場である。

記事を読む
歴史 · ひとくち雑学06

ローマ皇帝の生まれ故郷は、現在のリビアにある

ローマ帝国の立派な都市遺跡といえば、イタリアを想像するかもしれない。ところがリビアの地中海沿岸にも、列柱の並ぶ広場や市場、劇場を備えた壮大な都市の跡がある。

記事を読む
技術 · ひとくち雑学07

西サハラの砂漠を横切る100キロのベルトコンベヤー

西サハラを上空から眺めると、ほとんど何もない砂漠の上に一本の白い線が長く伸びている。道路のように見えるが、その正体はベルトコンベヤーだ。内陸のブークラー鉱山で採掘したリン鉱石を大西洋岸まで運んでいる。

記事を読む

AFRICA / WEST

西アフリカ 15記事

魚の形の棺、湖上の町、古代のキリンの岩刻画

歴史 · ひとくち雑学01

ガーナの棺はなぜ魚や飛行機の形をしているのか

ガーナの首都アクラ周辺には、魚や自動車、飛行機を模した棺をつくる工房がある。形を決めるのは故人の仕事や生前の希望、家族の思いだ。

記事を読む
地理 · ひとくち雑学02

カーボベルデでは、溶岩に埋もれた村へ人々が戻ってきた

フォゴ島の火山カルデラには村があり、2014~15年の噴火で溶岩に埋もれた。住民がなぜ再び火山のそばで暮らすのか、その理由には農業と故郷への思いがある。

記事を読む
地理 · ひとくち雑学03

ガンビアの国境は、一本の川を追いかけるように伸びている

セネガルにほぼ囲まれたガンビアは、ガンビア川に沿う細長い国だ。川を利用したい英国と周囲を支配したフランスの植民地時代の競争が、今も地図に残る。

記事を読む
生物 · ひとくち雑学04

ギニアの山には、オタマジャクシを産まないヒキガエルがいる

高地の草地に暮らすニンバヒキガエルは、卵を水に産む代わりに、母親の体内で子どもを育てる。カエルの一生にも驚くほど違う道筋がある。

記事を読む
生物 · ひとくち雑学05

ギニアビサウの島には、海辺まで出てくるカバがいる

カバは川や湖にすむ動物、という印象が強い。ところがギニアビサウのビジャゴス諸島では、海沿いの水域を利用するカバが知られている。熱帯の島にカバがいるだけでも意外だが、海水に入る姿はさらに不思議だ。

記事を読む
歴史 · ひとくち雑学06

コートジボワールの大聖堂は、なぜ首都近郊に巨大な姿で建てられたのか

ヤムスクロの平和の聖母大聖堂は、世界最大級の教会として知られる。建設を推進した大統領と、彼の故郷ヤムスクロの関係をたどる。

記事を読む
歴史 · ひとくち雑学07

シエラレオネの首都が「自由の町」と呼ばれるまで

フリータウン。英語でそのまま「自由の町」という名前を持つ首都が、シエラレオネにある。

記事を読む
生物 · ひとくち雑学08

セネガルのピンク色の湖は、雨が降ると色を失うことがある

青い空の下に、いちごミルクをこぼしたような湖が広がる。セネガルのレトバ湖は「ラック・ローズ」、つまりピンクの湖として知られている。

記事を読む
歴史 · ひとくち雑学09

トーゴの泥の塔は、今も暮らしに使われる家である

丸い塔に尖った屋根、狭い入口、厚い壁。トーゴ北東部のクタマクに立つ家々は、まるで小さな要塞のように見える。

記事を読む
地理 · ひとくち雑学10

ナイジェリアの大都市ラゴスには、船で通学する水上の町がある

巨大都市ラゴスには、高層ビルや交通渋滞だけでは説明できない風景がある。水面の上に建てられた家々が密集し、その間を細い舟が通っていく。マココと呼ばれる水上集落だ。

記事を読む
歴史 · ひとくち雑学11

ニジェールの岩には、実物大に近いキリンが刻まれている

目の前の岩にキリンが刻まれている。といっても、片手でなぞれるほどの小さな絵ではない。

記事を読む
歴史 · ひとくち雑学12

ブルキナファソの家は、女性たちが壁を描き直して受け継ぐ

ティエベレの王宮には、赤・黒・白の幾何学模様が続く。雨で傷む土壁を手入れし、描き直す技術も文化遺産の一部になっている。

記事を読む
地理 · ひとくち雑学13

ベナンの水上都市ガンビエは、なぜ湖の中につくられたのか

ベナンのノコエ湖には道路の代わりに水路が走り、家々が杭の上に建つ町がある。起源には奴隷狩りから逃れた人々の歴史が伝わる。

記事を読む
歴史 · ひとくち雑学14

マリのトンブクトゥでは、写本を守るために本が秘密裏に運び出された

トンブクトゥと聞くと、遠い砂漠の果てにある町という印象を持つかもしれない。しかしマリのこの都市は、かつて西アフリカでも重要な学問の中心地だった。

記事を読む
歴史 · ひとくち雑学15

リベリアの国旗に、アメリカに似た横縞と一つの星がある理由

赤と白の横じま、左上の青い四角。その中に白い星がある。リベリアの国旗を見た人なら、アメリカ国旗を思い浮かべるだろう。よく似ているのはデザインの偶然ではない。

記事を読む

AFRICA / CENTRAL

中央アフリカ 8記事

湖から噴き出すガス、ゴリラの森、真っ赤に輝く溶岩湖

生物 · ひとくち雑学01

ガボンでは、森林ゾウの足跡が大西洋の砂浜に残る

白い砂浜に大きなゾウが立っている。背景には青い海が広がり、観光客が思い描くアフリカのサバンナとはまるで違う景色だ。ガボンのロアンゴ国立公園では、森林ゾウが海岸を歩く姿が見られることがある。

記事を読む
地理 · ひとくち雑学02

カメルーン・ニオス湖――1700人以上を襲った、目に見えない災害

1986年、湖の周囲の村々で人と家畜が次々に命を落とした。溶岩も洪水もないのに何が起きたのか。湖底のガスをめぐる調査と、現在の対策を追う。

記事を読む
生物 · ひとくち雑学03

コンゴ共和国のゴリラを守る森は、三つの国にまたがっている

ニシローランドゴリラと森林ゾウが暮らすサンガ三国間保護地域は、コンゴ共和国・カメルーン・中央アフリカ共和国の森がつながっている。

記事を読む
地理 · ひとくち雑学04

コンゴ民主共和国の火山では、溶岩湖が現れては消える

ニーラゴンゴ火山は、火口に赤く光る溶岩湖ができることで知られる。湖面の美しさとは別に、山腹から流れ出す溶岩が市街地を襲った歴史もある。

記事を読む
地理 · ひとくち雑学05

サントメ島の細い岩山は、周囲が削られて残った火山の名残

熱帯雨林の中から、細長い岩の塔が突然そびえ立つ。サントメ・プリンシペのサントメ島にある「ピコ・カオ・グランデ」だ。周囲の緑の山々と比べると、一本だけ細長く突き出た姿がいっそう不思議に見える。

記事を読む
地理 · ひとくち雑学06

チャドのサハラ砂漠には、雨が少ないのに湖が残っている

年間の降水量がごく少ないウニアンガには、青や緑の湖が点在する。地下水の供給が、砂漠の湖を支えている。

記事を読む
政治 · ひとくち雑学07

赤道ギニアが首都を島から大陸へ移した理由

首都は国の真ん中にあるものだろうか。赤道ギニアでは長い間、首都マラボが本土から離れたビオコ島に置かれていた。しかし2026年1月、政府は新都市シウダー・デ・ラ・パスを正式に首都とする法令を出した。

記事を読む
生物 · ひとくち雑学08

中央アフリカ共和国の密林には、ゾウが集まる天然の広場がある

ザンガ・バイは、熱帯雨林の中にぽっかり開いた湿地。見通しの利かない森の中で、森林ゾウを観察できる貴重な場所となっている。

記事を読む

AFRICA / EAST

東アフリカ 12記事

13カ月の暦、木登りするライオン、数百万頭の大移動

生物 · ひとくち雑学01

ウガンダのライオンは、なぜ木の枝で昼寝をするのか

ライオンといえば、草原の上に寝そべっている姿が思い浮かぶ。ところがウガンダのクイーン・エリザベス国立公園では、大きな木の枝に何頭ものライオンが乗っていることがある。

記事を読む
歴史 · ひとくち雑学02

エチオピアでは「13月」が終わると、新しい年が始まる

西暦2007年、エチオピアでは2000年の新年が祝われた。12カ月が各30日、最後に短い13番目の月が続く暦には、独自の歴史がある。

記事を読む
歴史 · ひとくち雑学03

エリトリアの街には、1930年代の「未来」が残されている

アスマラにはイタリア植民地時代のモダニズム建築が多く残る。飛行機の形をしたガソリンスタンドなど、その美しさの背後には植民地支配の歴史もある。

記事を読む
生物 · ひとくち雑学04

ケニアの湖から、100万羽を超えたフラミンゴが姿を消した

かつてナクル湖をピンク色に染めたフラミンゴの大群は、同じ場所に居続けるわけではない。水位や湖の化学的環境が変わると、鳥たちの行き先も変わる。

記事を読む
地理 · ひとくち雑学05

ジブチの湖は、海より塩辛い水をたたえている

海面より低いアッサル湖の岸辺には、真っ白な塩が広がる。水の出口がない乾燥地の湖で、塩分が濃くなり続ける理由がある。

記事を読む
歴史 · ひとくち雑学06

スーダンのピラミッドは、エジプトとは違う王国が築いた

砂漠の地平線に、尖った石の塔が何本も並んでいる。エジプトのギザだろうか。

記事を読む
歴史 · ひとくち雑学07

ソマリアの一つの星は、五つの地域を表している

青一色の布に、白い五角の星がひとつ。ソマリアの国旗はとてもシンプルだ。しかし、星の五つの角には、国境を越えた人々の歴史が込められている。

記事を読む
政治 · ひとくち雑学08

ソマリランドの紙幣には、承認をめぐる国際政治が写っている

市場で紙幣を受け取ると、「ソマリランド」の名が書かれている。政府も通貨も議会もある。ところが世界地図では、ここを独立した国として扱わない地図が多い。

記事を読む
生物 · ひとくち雑学09

タンザニアの強アルカリ性の湖で、フラミンゴが子育てする理由

強いアルカリ性の水、暑く乾燥した環境。タンザニアのナトロン湖は、多くの動物にとって近づきにくい場所だ。ところがコフラミンゴにとっては、非常に大切な繁殖地でもある。

記事を読む
歴史 · ひとくち雑学10

ブルンジでは、王の太鼓が踊りとともに受け継がれている

巨大な太鼓を担いで登場し、力強く打ちながら踊るブルンジの演奏者たち。太鼓はかつて王権の象徴でもあった。

記事を読む
歴史 · ひとくち雑学11

ルワンダでは、月末の土曜日に街の共同作業が行われる

月末の土曜日、街で掃除や道の手入れをする人々が集まる。ルワンダでは「ウムガンダ」と呼ばれる共同作業が広く知られ、原則として毎月最後の土曜日の午前に地域の活動が行われる。

記事を読む
生物 · ひとくち雑学12

南スーダンで、600万頭規模のレイヨウの移動が確認された

見渡す限りの草原に、小さな点のような動物が無数に散らばっている。近づけば、それはレイヨウなどの大群だ。

記事を読む

AFRICA / SOUTH

南部アフリカ 14記事

水を砂漠に消す川、巨大な種子、鳥と人が協力してハチミツを探す

地理 · ひとくち雑学01

アンゴラの「月の展望台」は、地球の雨がつくった

アンゴラの海岸近くに、月面のような赤茶色の谷と尖った土の柱が並ぶ。雨が地層を削り分けた結果だ。

記事を読む
歴史 · ひとくち雑学02

エスワティニという国名は、2018年の祝賀式典で発表された

世界地図で「スワジランド」を探しても、今の地図では見つからないことがある。国がなくなったわけではない。2018年、国名が「エスワティニ」に変更されたからだ。

記事を読む
生物 · ひとくち雑学03

コモロの花は、世界の香水に使われている

インド洋の小国コモロでは、イランイランの花から精油を取り出す。世界の香水産業につながる農産物だ。

記事を読む
地理 · ひとくち雑学04

ザンビアのビクトリアの滝には、季節限定で入れる水たまりがある

轟音を立てて落ちる水。そのすぐ手前に、人が座ったり泳いだりしているような写真がある。ザンビア側のビクトリアの滝にある「デビルズ・プール」だ。

記事を読む
歴史 · ひとくち雑学05

ジンバブエの巨大な石壁は、接着剤なしで積み上げられた

丘の斜面に、大きな石壁が曲線を描いて続いている。ジンバブエの「グレート・ジンバブエ」は、かつてこの地で栄えた石造都市の遺跡だ。目を引くのは、石壁にモルタルのような接着材をほとんど使っていないこと。

記事を読む
生物 · ひとくち雑学06

セーシェルの巨大な種子は、海を漂う謎の実だった

ヤシの木の実といえば、ココナツを思い浮かべる。ところがセーシェルの島々に生えるココ・デ・メールは、それをはるかに超える巨大な種子をつくる。大きなものは重さが20キログラムを超え、世界最大級の種子として知られる。

記事を読む
生物 · ひとくち雑学07

ナミビアの草原に並ぶ丸い空白は、誰がつくったのか

乾いた草原を上空から見ると、地面に丸い穴がいくつも開いているように見える。近づくと、円の中心だけ草が少なく、その周りに草が輪をつくっている。

記事を読む
地理 · ひとくち雑学08

ボツワナでは、乾季に大洪水がやってくる

オカバンゴ川が氾濫するのは、現地で雨が少ない季節。遠く離れたアンゴラの高地から遅れて届く水が、砂漠の湿地を生み出す。

記事を読む
生物 · ひとくち雑学09

マダガスカルのバオバブ並木は、かつての森の名残でもある

太い幹の先に細い枝が広がり、まるで根を空へ向けて植えたような木。マダガスカルのモロンダバ近郊には、そんなバオバブが道の両側に並ぶ「バオバブの並木道」がある。

記事を読む
生物 · ひとくち雑学10

マラウイ湖で、似た祖先から何百種もの魚が生まれた

青く澄んだ湖の水中で、鮮やかな黄色や青の魚が岩の間を行き交う。まるで熱帯の海のようだが、ここはアフリカ内陸の淡水湖、マラウイ湖である。

記事を読む
生物 · ひとくち雑学11

ドードーの絶滅で、人間だけを犯人にできない理由

丸い体に短い翼、ずんぐりしたくちばし。ドードーは絵本に出てきそうな姿だが、かつてモーリシャス島に本当に生息していた鳥だ。そして17世紀には、地上から姿を消してしまった。

記事を読む
生物 · ひとくち雑学12

モザンビークでは野鳥が人間の呼び声を聞き分け、蜂の巣へ案内する

森へハチミツを採りに出かけた人が、「ブルル、フム!」という独特の声を出す。

記事を読む
地理 · ひとくち雑学13

レソトには「標高の低い場所」がほとんどない

国の最高地点が3000メートルを超えることは珍しくない。では、その国で一番低い場所がすでに標高1400メートルほどあったらどうだろう。南アフリカに四方を囲まれたレソトが、そんな国だ。

記事を読む
生物 · ひとくち雑学14

南アフリカの砂浜には、絶滅の危機にあるペンギンが暮らす

ペンギンと聞けば、氷に覆われた南極を思い浮かべる。ところが南アフリカのケープタウン近郊には、青い海と白い砂浜の間をペンギンが歩く場所がある。

記事を読む
世界の国々一覧に戻る →