赤道ギニアの地図を開くと、国土が二つに分かれていることに気づく。アフリカ大陸にある本土と、ギニア湾のビオコ島などの島々だ。独立後の首都マラボは、本土ではなくビオコ島にあった。政府の仕事で本土と首都を行き来するにも、海を越えなければならない。
2026年1月、赤道ギニア政府は新都市シウダー・デ・ラ・パスを首都とする法令を出した。場所は本土内陸部のジブロ地区。従来の首都マラボから行政機能を移すという、国家の地図そのものを書き換える決定だった。
ただし、首都の名前を法令で変えることと、政府の仕事場をすべて移すことは別である。庁舎を整え、職員が移動し、交通や住宅などの環境をつくる必要がある。新首都の建設は長い時間をかけた事業であり、法令にも移転のための期間が定められている。
島に残る旧首都と、大陸で建設される新首都。赤道ギニアの首都移転は、地理的に分かれた国土をどう統治するかという問題を、都市建設によって解こうとする試みでもある。
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