ひとくち雑学 · 歴史

ブルキナファソの家は、女性たちが壁を描き直して受け継ぐ

更新日:2026-10-30
ブルキナファソのティエベレにある伝統的な土壁の模様
ブルキナファソのティエベレにある伝統的な土壁の模様撮影・制作:Alexander Leisser / Wikimedia Commons(画像の原典) · CC BY-SA 4.0(表示サイズのみ変更)

ブルキナファソ南部のティエベレでは、住居の壁がまるで絵画のように見える。赤茶色の土壁に黒と白の幾何学模様が重ねられ、建物ごとに線や形が違う。これは観光客のために後から描いた飾りではなく、カセナ人の建築文化の一部だ。

2024年、ユネスコの世界遺産に登録されたティエベレの王宮複合施設では、土や木、わらなどの身近な素材を使った住居が集まっている。建物の配置や形には家族の立場や生活の習慣が反映され、壁の装飾にも意味があるとされる。

ただし、土壁に描いた模様は石彫のように何百年もそのまま残るわけではない。日差しや風雨によって表面が傷み、塗り直しや補修が必要になる。壁の装飾を担う女性たちが技術を受け継いできたことも、建築文化を残すうえで重要だった。

古い建物を守るというと、完成した時点の状態をそのまま保存することを想像しやすい。ティエベレではむしろ、土を塗り、模様を描き直す日々の仕事によって、建物の伝統が続いている。

REFERENCES

参考文献・出典

  1. UNESCO世界遺産センターが公開する解説・資料(ブルキナファソ) ↗UNESCO世界遺産センター

リンク先は外部サイトです。本文は資料を参考に独自に執筆しています。