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エジプトのピラミッドは、完成時には白い石で覆われていた

更新日:2026-10-30
エジプト・ギザの大ピラミッド。現在は白い化粧石の大部分が失われている
エジプト・ギザの大ピラミッド。現在は白い化粧石の大部分が失われている撮影・制作:Douwe C. van der Zee / Wikimedia Commons(画像の原典) · CC BY-SA 4.0(表示サイズのみ変更)

ギザのピラミッドを思い浮かべると、黄土色の巨大な石が段々に積まれた姿が浮かぶ。しかし建てられた当時、外から見えるのは今よりずっとなめらかな斜面だった。内部の石材の上に、白い石灰岩を磨いた化粧石が張られていたからだ。

ピラミッドの中心部分に使われた石材と、外側の表面を仕上げる石材は役割が違った。化粧石は細かく加工され、斜面にぴったり合うように置かれた。日差しを受けると白い表面が強く明るく見えたと考えられている。

では、外側の石はどこへ行ったのか。長い年月の風化や地震の影響に加え、後世には別の建物の石材として持ち去られたものもある。現在、カフラー王のピラミッドの頂上近くには化粧石の一部が残り、完成時の表面を想像する手がかりになっている。

私たちが写真で見ているピラミッドは、4500年ほど前の完成時の姿そのままではない。内部の大きな石組みが表に現れ、年月を経た姿だ。外側の白い石灰岩を思い描くと、古代の建設者たちが目指した建築の印象が変わってくる。

REFERENCES

参考文献・出典

  1. Encyclopaedia Britannicaが公開する解説・資料(エジプト) ↗Encyclopaedia Britannica

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