ひとくち雑学 · 地理

ナイジェリアの大都市ラゴスには、船で通学する水上の町がある

更新日:2026-10-30
ナイジェリアのラゴスにある水上集落マココの実際の景色
ナイジェリアのラゴスにある水上集落マココの実際の景色撮影・制作:Ayorinde Ogundele / Wikimedia Commons(画像の原典) · CC BY-SA 4.0(表示サイズのみ変更)

ラゴスは巨大なビルと交通渋滞で知られる都市だが、その入り江には、まったく別の景色が広がっている。マココと呼ばれる水上集落では、木の杭に支えられた家々の間を細長い舟が行き交う。家から学校へ向かうにも、舟が交通手段になることがある。

水辺で暮らす人々の仕事は、漁や魚の加工、商売などさまざまだ。道路の代わりに水路があるからといって、生活のすべてが観光客の目に映る「珍しい風景」で説明できるわけではない。飲み水、衛生設備、火災への備え、学校へのアクセスといった都市の問題が、そこにもある。

近年は住民が暮らし続けられるかという問題が深刻になっている。2025年末から2026年初めにかけて当局による建物の撤去が進み、家を失った人々がいると報じられた。行政側は安全確保などを理由としている一方、住民や支援団体は撤去の手続きと補償を問題にしている。

水上集落の存在は、近代的な巨大都市の中にも異なる住まい方があることを示す。だが、その暮らしが都市の発展から取り残されるのか、それとも安全に続けられるのかは、住民自身に関わる切実な問題だ。

REFERENCES

参考文献・出典

  1. The demolitions destroying homes and lives in Lagos ↗The Guardian(2026年1月)

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