WORLD TRIVIA / AMERICAS

世界の国々の面白い雑学 — アメリカ大陸編

バハマのブタは泳いで船を迎えに来る。パナマ運河では大きな船が山の上まで持ち上げられる。ボリビアでは足元に空が映る。北米から南米まで、一つの国から一つの驚きを選んだ、実物写真と一緒に読みたい物語。

35独立国に、グリーンランド、プエルトリコ、フランス領ギアナ、フォークランド諸島の4地域を加えた計 39 記事。領土や政治的地位については本文で区別しています。

AMERICAS / NORTH

北アメリカ 4記事

数時間で海面が変わる湾、核爆発で掘った穴、失われつつある野生のアホロートル

歴史 · ひとくち雑学01

アメリカは核爆発で運河を掘ろうとしたことがある

運河を掘るには、巨大な重機で少しずつ土を運ぶ。ところが冷戦時代のアメリカでは、もっと荒っぽい方法が真剣に研究された。核爆発を使って、一度に大量の土砂を吹き飛ばすという計画だ。

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地理 · ひとくち雑学02

カナダのファンディ湾では、海面が十数メートルも上下する

干潮の海岸を歩くと、目の前には広い泥の干潟が広がっている。ところが数時間後、同じ場所へ戻ると景色が一変している。岩や砂地の上に海水が押し寄せ、さっきまで歩けた場所が水の下になっているのだ。

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地理 · ひとくち雑学03

グリーンランドの氷は、最も厚い場所で3キロメートルを超える

世界地図でグリーンランドを見ると、巨大な白い島として描かれている。白いのは単に雪が多いからではない。島の広い範囲が、長い年月をかけて積み重なった氷床で覆われているからだ。

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生物 · ひとくち雑学04

メキシコの紙幣に描かれたウーパールーパーは、野生では危機にある

丸い顔の両側から赤い羽飾りのようなエラが伸びるウーパールーパー。水槽の中でじっとこちらを見ている姿は、世界中で親しまれている。メキシコでは50ペソ紙幣にも描かれたほどだ。

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AMERICAS / CENTRAL

中央アメリカ 7記事

海に開いた青い穴、古代マヤの階段、船を山の上まで持ち上げる運河

地理 · ひとくち雑学01

エルサルバドルの美しい火口湖は、強い酸性の水をたたえる

青緑色の水が深い穴の底で輝き、その周囲を黒っぽい岩が囲んでいる。エルサルバドルのサンタアナ火山にある火口湖だ。

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歴史 · ひとくち雑学02

グアテマラのティカルでは、森の上に古代の神殿が突き出している

熱帯雨林の上に、石の神殿の屋根が突き出している。グアテマラ北部のティカルを空から見ると、緑の海に古代の建物だけが浮かんでいるようだ。ところが昔は、ここに広場や宮殿、住居が並ぶ大都市があった。

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歴史 · ひとくち雑学03

コスタリカで兵舎が博物館になった日

1948年、軍の拠点だったベジャビスタ兵営で、ホセ・フィゲレスは壁をハンマーで打った。その象徴的な行為から、建物は国立博物館へと姿を変えた。

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歴史 · ひとくち雑学04

ニカラグアの火山から、溶けた「金」をすくおうとした修道士

1538年、マサヤ火山の火口で光る溶岩を金だと考え、実際に取り出そうとした修道士がいた。探検の記録に残る、火山と欲望の奇妙な歴史。

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技術 · ひとくち雑学05

パナマ運河では船が海面より26メートル高い湖へ登る

パナマ運河は海をそのまま水平につなぐ水路ではない。巨大な船を水ごと持ち上げる閘門があり、その動力の主役は高地の湖から流れる水だ。

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地理 · ひとくち雑学06

ベリーズの巨大な青い穴には、海面が低かった時代の鍾乳石がある

カリブ海を上空から眺めると、エメラルド色の浅瀬にインクを落としたような濃い青の円が見える。ベリーズ沖の「グレート・ブルーホール」だ。直径は約300メートル。

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歴史 · ひとくち雑学07

ホンジュラスの古代都市には、文字を刻んだ63段の階段がある

石段の一段一段にびっしり文字が刻まれている。ホンジュラスの古代マヤ都市コパンには、そんな「神聖文字の階段」が残る。

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AMERICAS / CARIBBEAN

カリブ海 14記事

泳ぐブタ、海底の彫刻、青く光る湾と世界一小さな鳥

生物 · ひとくち雑学01

アンティグア・バーブーダの鳥は、赤い袋を膨らませて求愛する

真っ黒な鳥が木の枝にとまり、その胸元から真っ赤な風船のようなものがぶら下がっている。アンティグア・バーブーダのバーブーダ島では、そんなグンカンドリの姿が見られる。

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生物 · ひとくち雑学02

キューバには、重さわずか2グラムほどの鳥が暮らす

花のそばで、小さな影が空中に止まっている。ハチかと思ってよく見ると、細いくちばしと羽がある。

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歴史 · ひとくち雑学03

グレナダの海底には、人が手をつないだ彫刻の輪が沈んでいる

水中を泳いでいると、海底に人の姿が見える。ひとりではない。

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歴史 · ひとくち雑学04

ジャマイカが1988年の冬季五輪にボブスレーで出場した理由

熱帯の海、レゲエ音楽、明るい日差し。ジャマイカと聞いて思い浮かべるのは、そんな景色だろう。ところが1988年のカルガリー冬季五輪には、ジャマイカの男子ボブスレーチームが出場した。

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歴史 · ひとくち雑学05

セントクリストファー・ネービスでは、砂糖の鉄道が観光列車になった

青い海を眺めながら、小さな列車が島をゆっくり走る。カリブ海のセントクリストファー島には、かつてサトウキビを工場まで運んでいた鉄道を利用した観光列車がある。

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地理 · ひとくち雑学06

セントビンセント島では、2021年の噴火で熱帯の町に灰が降った

青い海と緑の山が広がるカリブ海の島に、突然、灰色の雲が立ち上がった。2021年4月、セントビンセント島のスフリエール火山が爆発的に噴火し、大量の火山灰を空高く噴き上げた。

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地理 · ひとくち雑学07

セントルシアには、車で近づける地熱地帯がある

火山の火口というと、険しい山道を登ってやっと見下ろせる場所を想像する。しかしカリブ海のセントルシアには、車で火山地帯の内部近くまで行ける「ドライブイン・ボルケーノ」と呼ばれる観光地がある。

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地理 · ひとくち雑学08

ドミニカ共和国の青い宝石ラリマーは、海の色ではなく鉱物の色

白い雲が青い海に映っているような、不思議な模様をした宝石がある。「ラリマー」と呼ばれる青色のペクトライトだ。これまで主要な産地として知られているのは、カリブ海のドミニカ共和国である。

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地理 · ひとくち雑学09

ドミニカ国の山中には、地熱で泡立つ湖がある

山道を何時間も歩くと、霧の中に灰色の湖が現れる。水面からは湯気がもうもうと立ち上り、中央付近では水が激しく泡立っている。カリブ海のドミニカ国にある「ボイリング・レイク(沸騰湖)」だ。

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地理 · ひとくち雑学10

トリニダード・トバゴには、天然アスファルトの湖がある

湖の岸に立っても、水面がきらきらと光っているわけではない。黒っぽい地面が続き、ところどころに亀裂や柔らかい部分がある。トリニダード島の「ピッチ・レイク」は、水ではなく天然のアスファルトを多く含む巨大な湖のような場所だ。

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歴史 · ひとくち雑学11

ハイチの山頂に、独立を守るための巨大要塞が築かれた

奴隷制からの解放を勝ち取ったばかりのハイチは、再侵攻を恐れて標高約970メートルの山に要塞を築いた。石壁の内側には数千人の兵士を収容する設備がある。

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生物 · ひとくち雑学12

バハマの無人島で、ブタが観光船へ泳いでくる

エグズーマ諸島のピッグ・ビーチには、海を泳ぐブタがいる。彼らが島へ来た理由は謎のままで、観光客との接触が新しい問題も生んでいる。

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地理 · ひとくち雑学13

バルバドスの地下には、昔のサンゴ礁が溶けてできた洞窟がある

カリブ海の青い海と白い砂浜。その下に、もう一つ別の世界がある。バルバドスの「ハリソンズ・ケーブ」には、天井から鍾乳石が下がり、地下水が流れる大きな洞窟が広がっている。

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生物 · ひとくち雑学14

プエルトリコの夜の海が青く光るのは、無数の小さな生き物のため

夜の海へパドルを入れると、水の中に青い光の筋が走る。手を動かせば、その周囲が細かい星屑のように輝く。プエルトリコのビエケス島にある「モスキート湾」は、非常に明るい生物発光で知られる入り江だ。

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AMERICAS / SOUTH

南アメリカ 14記事

空を映す塩原、五色の川、海に潜るイグアナと雷の湖

地理 · ひとくち雑学01

アルゼンチンでは、氷河が湖をせき止めてから自分で崩れる

山から流れ下る氷河が湖へ突き出し、対岸へ届く。アルゼンチン南部のペリト・モレノ氷河では、分厚い氷が湖の一部をふさぎ、天然のダムをつくることがある。

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歴史 · ひとくち雑学02

ウルグアイの街を歩く太鼓には、アフリカからつながる歴史がある

モンテビデオの街で、低い太鼓の音が聞こえ始める。やがて音がいくつも重なり、人々が道路を練り歩く。ウルグアイの「カンドンベ」という音楽と踊りの伝統だ。

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生物 · ひとくち雑学03

ガラパゴスのイグアナは、海へ潜って海藻を食べる

黒い溶岩の岩場に、恐竜のような爬虫類が何匹も並んでいる。エクアドル領のガラパゴス諸島に生息するウミイグアナだ。普通のイグアナなら木の上や陸地で葉を食べそうだが、この種類は海へ泳ぎ出して海藻を食べる。

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地理 · ひとくち雑学04

ガイアナの熱帯雨林には、落差226メートルの滝が隠れている

南米の熱帯雨林の奥に、川が突然、崖の下へ消える場所がある。ガイアナのカイエトゥール滝だ。水が一気に落ちる主要な落差は約226メートルで、ナイアガラの滝よりずっと高い。

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生物 · ひとくち雑学05

コロンビアの川を赤く染めるのは、インクではなく水中植物

赤い絨毯の上を水が流れ、その間に黄色や緑色が浮かぶ。コロンビアのカニョ・クリスタレス川は「五色の川」と呼ばれるが、実際に赤いインクが流れているわけではない。

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生物 · ひとくち雑学06

スリナムでは、一つの自然保護区が国土の約1割を占めている

地図の上では小さく見える南米の国スリナム。しかしその内陸へ進むと、広大な熱帯雨林が続く。しかも「中央スリナム自然保護区」という一つの保護地域だけで、国土の約1割に相当する約160万ヘクタールもある。

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生物 · ひとくち雑学07

チリの砂漠には、何年も雨を待ってから一斉に咲く花がある

昨日までの写真では、見渡す限り岩と砂だった。ところが別の年、同じ土地がピンクや紫の花に覆われている。

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歴史 · ひとくち雑学08

パラグアイでは、先住民の言葉が国民の日常語になっている

南米の国々ではスペイン語が広く使われている。パラグアイもその一つだが、街の会話をよく聞くと別の言語が聞こえてくる。グアラニー語だ。この国ではスペイン語とグアラニー語がともに公用語になっている。

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生物 · ひとくち雑学09

フォークランド諸島では、人間よりペンギンのほうがはるかに多い

草原のような丘の向こうに、白と黒の小さな姿が無数に並んでいる。南大西洋に浮かぶフォークランド諸島は、ペンギンの大きな繁殖地として知られる。キングペンギンやジェンツーペンギン、イワトビペンギンなど、複数の種類が島で繁殖する。

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地理 · ひとくち雑学10

ブラジルで、二色の川が並んで流れ続けるわけ

アマゾンの支流ネグロ川とソリモンイス川が合流する場所では、黒と茶色の水が長い距離を並んで流れる。色の違いの背後には、川がたどった土地の違いがある。

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技術 · ひとくち雑学11

ヨーロッパのロケットは、南米の熱帯雨林のそばから飛び立つ

ヨーロッパのロケットが打ち上がる場所は、きっとヨーロッパ大陸のどこかにあると思うだろう。ところが欧州の主要な宇宙基地は、南米のフランス領ギアナ、クールー近郊にある。

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地理 · ひとくち雑学12

ベネズエラの湖では、夜に繰り返し雷が光る

夜の湖の上で、何度も稲妻が光る。しばらく消えたかと思うと、また空が明るくなる。ベネズエラのマラカイボ湖周辺で起こる「カタトゥンボの雷」は、世界でも特に雷が多い現象として知られている。

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歴史 · ひとくち雑学13

ペルーの地上絵は、地面の石を取り除いて描かれた

空から眺めると、砂漠に巨大なハチドリやサル、長い直線が現れる。ペルーの「ナスカの地上絵」だ。数十メートルから数百メートルの大きさを持つ絵は、どんな絵の具で描かれたのだろう。

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地理 · ひとくち雑学14

ボリビアのウユニ塩原では、雨の後だけ空が地面に現れる

人が空の上に立っている。足元にも雲が流れ、どこからが地面なのか分からない。

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