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ヨーロッパのロケットは、南米の熱帯雨林のそばから飛び立つ

更新日:2026-10-30
フランス領ギアナ・クールーの宇宙基地から打ち上がるアリアン5ロケット
フランス領ギアナ・クールーの宇宙基地から打ち上がるアリアン5ロケット撮影・制作:Spotting973 / Wikimedia Commons(元画像) · CC BY-SA 2.0(表示サイズのみ変更)

ヨーロッパの宇宙開発拠点として使われるギアナ宇宙センターは、ヨーロッパ大陸ではなく南アメリカにある。場所はフランス領ギアナのクールー近郊。海岸近くには熱帯雨林が広がり、東には大西洋が続く。

なぜわざわざ大西洋を渡った場所で打ち上げるのだろう。フランス領ギアナは赤道に近く、地球の自転によって地表が東向きに移動する速度を大きく利用できる。東向きに打ち上げるロケットでは、その分だけ軌道に乗るための条件が有利になる。海側へ飛ばせることや、周辺の人口密度なども発射場の選定に関わった。

フランス領ギアナは独立した国ではなく、フランスの海外県・地域である。1960年代にフランスが発射場を選び、その後、欧州宇宙機関も利用するようになった。

人工衛星を軌道へ送り出す技術はロケットのエンジンだけで決まらない。地球の自転、赤道からの距離、周囲の海や人の暮らしまで含めて、宇宙へ向かう出発点が選ばれている。

REFERENCES

参考文献・出典

  1. www.esa.intが公開する解説・資料(フランス領ギアナ) ↗www.esa.int

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