ひとくち雑学 · 地理

ベネズエラの湖では、夜に繰り返し雷が光る

更新日:2026-10-30
ベネズエラのマラカイボ湖周辺に起こるカタトゥンボの雷
ベネズエラのマラカイボ湖周辺に起こるカタトゥンボの雷撮影・制作:Fernando Flores / Wikimedia Commons(元画像) · CC BY-SA 3.0(表示サイズのみ変更)

ベネズエラのマラカイボ湖の南西側では、夜の空で何度も稲妻が光ることがある。カタトゥンボの雷と呼ばれ、世界でも特に雷の多い地域として知られている。米国NOAAの紹介では、平均して年間約160夜に雷雨が見られるという。

ここで雷雲が発達しやすい理由には、湖の地形と周囲の山地が関わっている。湖から供給される水蒸気、夜に変化する風、山に囲まれた地形が重なり、湿った空気が上昇して積乱雲を育てると考えられている。

ただし、雷は毎夜必ず起こるわけではない。季節やその年の天候によって頻度は変わり、雨や雲の条件によって見え方も違う。遠くから稲妻が光っているように見えても、雷そのものは危険な自然現象だ。

昔の船乗りたちは、遠くから見える稲妻の光を航行の目印にしたと伝えられ、「マラカイボの灯台」という呼び名もある。人が灯台を建てる前から、湖の上で繰り返し起きる雷は、暗い海から見える光だった。

REFERENCES

参考文献・出典

  1. www.star.nesdis.noaa.govが公開する解説・資料(ベネズエラ) ↗www.star.nesdis.noaa.gov

リンク先は外部サイトです。本文は資料を参考に独自に執筆しています。