ガイアナの内陸の森を流れるポタロ川は、ある場所で突然、巨大な崖から下へ落ちる。カイエトゥール滝だ。水が一気に落ちる主な落差は約226メートルで、ナイアガラの滝をはるかに上回る。
しかし、滝の高さだけでは本当の印象は伝わらない。周囲は広大な熱帯雨林に覆われ、遠くまで大都市の建物は見えない。川の水が崖から落ちると霧が立ち上り、地形と風によって水煙が森へ流れていく。
この場所をつくったのは、ポタロ川による長い侵食と、硬さの異なる岩盤の地質構造だ。川の流れが崖の縁を削り、水が深い谷へ落ちる地形が形づくられた。自然の規模を高さで比べるのは簡単でも、幅や水量、周囲の景観が違えば滝の姿は大きく変わる。
カイエトゥールは国立公園の中にあり、アクセスには航空機や長い旅程を必要とする場合がある。世界的な知名度ではナイアガラに及ばなくても、熱帯雨林の奥にはそれ以上の落差を持つ滝がある。
