ひとくち雑学 · 歴史

パラグアイでは、先住民の言葉が国民の日常語になっている

更新日:2026-10-30
南米パラグアイで使われるグアラニー語の書籍
南米パラグアイで使われるグアラニー語の書籍撮影・制作:Hugo.arg / Wikimedia Commons(元画像) · CC BY-SA 4.0(表示サイズのみ変更)

南アメリカの多くの国でスペイン語やポルトガル語が使われているが、パラグアイではグアラニー語を日常的に耳にする。先住民の言語でありながら、特定の先住民集団だけの言葉にはとどまっていない。さまざまな背景を持つ人々が家庭や街で話し、スペイン語とともに公用語にもなっている。

パラグアイでグアラニー語が広く残った経緯には、植民地時代の言語接触や宗教活動、共同体の生活のあり方などが関わっている。二つの言語を場面に応じて使い分けたり、混ぜて話したりする人もいる。

ただし「公用語」と決めたからといって、教育、医療、行政のすべての場面で同じように使えるとは限らない。言葉が長く生き残ったことと、その言語を話す人が社会で不利にならないことも別である。

国の言葉の姿は、植民地支配によって一色に塗り替えられるとは限らない。パラグアイでは、土地に古くからあった言語が、現代国家の生活の中でも広い役割を担っている。

REFERENCES

参考文献・出典

  1. Encyclopaedia Britannicaが公開する解説・資料(パラグアイ) ↗Encyclopaedia Britannica

リンク先は外部サイトです。本文は資料を参考に独自に執筆しています。