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Bluetoothの名前は、千年以上前の北欧の王様のあだ名から付けられた

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更新日:2026-10-31

スマートフォンとイヤホンを無線でつなぐBluetooth。毎日のように見る名前だが、実は技術用語の略称ではない。

名前の由来は、約千年前にデンマークを統治した王、ハラルド・ゴルムソンだ。「青歯王(Bluetooth)」というあだ名を持っていた。

では、どうして現代の無線技術が、バイキング時代の王の名前を名乗っているのか。

パソコンと携帯電話を一つにつなぐ

1990年代、コンピューターや携帯電話のメーカーは、機器を短い距離で無線接続する技術を開発していた。ところが各社が別々の仕組みをつくれば、違うメーカーの製品同士がつながらなくなる。多くの企業で共通の規格を決める必要があった。

1996年、インテル、エリクソン、ノキアの関係者が集まり、規格の標準化について話し合った。その席でインテルの技術者ジム・カーダックが、開発中の規格の仮の名前として「Bluetooth」を提案した。

ハラルド王はデンマークなどの勢力をまとめた人物として知られる。コンピューター業界と携帯電話業界を結び付けるという目標を、その歴史に重ねたのだ。

仮の名前が正式名称に残った

最初からBluetoothを正式名称にするつもりではなかった。別の案としてRadioWireやPANも検討された。

しかしPANはすでにさまざまな場面で使われており、RadioWireも商標の調査が期限までに終わらなかった。結局、仮の呼び名だったBluetoothが正式名称として採用される。

よく見る青い楕円のロゴにも、ハラルド王の名残がある。中央の白い記号は、古い北欧の文字ルーンで「H」と「B」を組み合わせた形だ。ハラルド・ブルートゥースの頭文字である。

スマホの画面に表示されるあのマークは、単なる無線の図案ではない。千年前の王様の名前を隠した記号でもあった。

REFERENCES

参考文献・出典

  1. Bluetoothの名前の由来 ↗Bluetooth Special Interest Group
  2. Origin of the Bluetooth Name ↗Bluetooth SIG

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