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恐竜は完全に絶滅したわけではない。今も鳥として生き残っている

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更新日:2026-10-31

「恐竜は約6600万年前に絶滅した」とよく言われる。巨大なティラノサウルスやトリケラトプスが姿を消したのは事実だ。しかし恐竜が一匹残らず消えたわけではない。

スズメ、カラス、ニワトリ、ペンギン。私たちの身近にいる鳥は、進化の系統でいえば生き残った恐竜である。

これは「鳥が恐竜に似ている」というだけの話ではない。鳥は恐竜の中の一つの系統から進化した動物で、分類上も恐竜の一部として扱われるのだ。

ティラノサウルスと鳥は遠い親戚

鳥の祖先は、二足歩行をする肉食恐竜の仲間である獣脚類に属していた。ティラノサウルスも獣脚類だが、鳥はティラノサウルスそのものから進化したわけではない。同じ大きなグループの中に、別々の枝として存在していた。

現在発見されている化石からは、多くの小型恐竜に羽毛があったことがわかっている。羽毛は最初から飛ぶためだけにあったわけではなく、体温の維持や求愛などにも使われた可能性がある。

鳥に近い恐竜の化石を調べると、骨の形、羽毛、卵、巣作りの行動など、現在の鳥に通じる特徴がいくつも見つかる。

大量絶滅を生き延びた恐竜

約6600万年前、小惑星の衝突とそれに続く大きな環境変化によって、多くの生物が絶滅した。鳥以外の恐竜は生き残れなかったが、鳥の祖先の一部は危機を乗り越えた。

なぜ鳥の一部が生き延びられたのかは研究が続いている。体が比較的小さいこと、多様な食べ物を利用できたことなど、いくつもの条件が考えられている。ただし空を飛べたからだけで生き残ったわけではない。飛べる鳥の仲間にも絶滅した系統はあった。

現在、鳥は世界中で1万種以上が知られている。空を見上げてハトが飛んでいるのを見ても、巨大な恐竜とのつながりは想像しにくい。しかし、長い進化の歴史をたどれば、あの身近な鳥たちも恐竜なのである。

REFERENCES

参考文献・出典

  1. Why are birds the only surviving dinosaurs? ↗Natural History Museum, London

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