コソボの国旗には、青地に金色の地図と六つの白い星が描かれている。地図は装飾的な模様ではなく、コソボの領域の輪郭だ。2008年の独立宣言に合わせて採用された、比較的新しい国旗である。
国旗をつくる際には、特定の民族や宗教だけを強く表すのではなく、地域に暮らすさまざまな人々を象徴するという考え方が重視された。六つの星は、コソボの主要な共同体を表すものだとデザイナー自身が説明している。
ただし、地図を旗に掲げたからといって、すべての国がその独立を承認するわけではない。セルビアはコソボの独立を認めておらず、承認する国としない国の違いは現在も国際政治に影響している。
普通の国旗なら、色や動物、星などの象徴から国を連想する。コソボでは、まず国の形そのものを旗に描いた。領域をどう表し、誰が国家として認めるかという問題と、国旗のデザインが結びついている。