ひとくち雑学 · 地理

韓国・済州島の地下には、溶岩が流れ抜けた空洞が残っている

更新日:2026-10-30

韓国の済州島には、かつて熱い溶岩が流れていた長い地下トンネルがある。鍾乳洞のように水が岩を溶かしてできたのではなく、溶岩そのものの流れによって空洞がつくられた。

韓国・済州島にある万丈窟の溶岩トンネル内部の実写写真
韓国・済州島にある万丈窟の溶岩トンネル内部の実写写真。撮影・制作:Gary Cycles / Wikimedia Commons / CC BY 2.0(縮小表示のみ)

火山から流れ出した溶岩は、表面から先に冷えて固まることがある。しかし内部では熱い溶岩が川のように動き続ける。やがて中の流れが途切れて溶岩が抜けると、外側の硬い殻だけが残り、地下に長い通路ができる。

済州島の万丈窟(マンジャングル)は、そうした溶岩洞窟の代表例で、全長は約7キロメートルに及ぶ。洞窟内には溶岩の流れや冷え方を示す模様が残り、かつての活動の様子を調べる手がかりになる。

現在、暗い洞窟の床を人が歩いている場所も、ずっと昔には高温の溶岩が通っていた。地表の火山が活動を終えても、地下には流れの跡が長く保存されることがある。

REFERENCES

参考文献・出典

  1. Jeju Volcanic Island and Lava Tubes ↗UNESCO World Heritage Centre
  2. Jeju Island UNESCO Global Geopark ↗UNESCO

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