衛星写真でサウジアラビアの砂漠を見ると、茶色い大地に緑の円が何個も並んでいる。大きな円は幾何学模様のようだが、その正体は畑だ。中心の井戸から水をくみ上げ、長い散水設備を回転させることで、植物が円形の範囲に育つ。
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この設備はセンターピボット方式と呼ばれる。中心を固定して長いアームを回転させれば、同じ場所に効率よく水をまける。畑が丸いのは特殊な作物を植えているからではなく、機械が円を描いて動くためだ。
しかし、砂漠に緑の畑をつくれることは、水が無限にあるという意味ではない。地下水の中には非常に長い時間をかけて蓄えられたものもあり、農業で使った分が短期間に補充されるとは限らない。水の使い方が持続可能かどうかは重要な問題になる。
宇宙から目立つ緑の円は、灌漑の技術を示している。同時に、乾燥した土地で農業を行うにはどれほど水が必要なのかを考えるきっかけにもなる。