ひとくち雑学 · 地理

カタールの砂漠では、砂丘の奥まで海水が入り込んでいる

更新日:2026-10-30

カタール南東部のホール・アル・アダイドでは、砂丘を越えると突然、青い水面が現れる。海岸から遠く離れた湖のように見えるが、その水は外海とつながっている。海水が深く内陸へ入り込んだ、珍しい地形だ。

カタールの砂丘の間へ海水が入り込むホール・アル・アダイドの実物写真
カタールの砂丘の間へ海水が入り込むホール・アル・アダイドの実物写真。撮影・制作:FLASHPACKER TRAVELGUIDE / Wikimedia Commons / CC BY-SA 2.0(縮小表示のみ)

砂丘と水面が隣り合うため、干潟、砂浜、浅い水路が複雑に組み合わさっている。潮の満ち引きによって水の流れが変わり、海と砂漠の両方の性質を持つ環境ができあがる。

砂漠の景色は乾いた地面だけでできているわけではない。海岸近くでは風が砂を運び、潮が水を出し入れする。その変化が同じ場所で繰り返されると、砂丘の裏側にも海の環境が広がることがある。

この地域は自然の地形と生態系の価値から、世界遺産の暫定リストにも掲載されている。衛星写真では砂と水が複雑な模様を描き、海岸線を一本の単純な境界として扱えないことがよく分かる。

REFERENCES

参考文献・出典

  1. UNESCO世界遺産暫定リスト・ホール・アル・アダイド ↗UNESCO世界遺産暫定リスト
  2. 画像の原典:Khor Al Adaid Inland Sea and desert in Katar.jpg ↗Wikimedia Commons

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