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イラクの古代法典には、欠陥住宅を建てた職人への厳しい罰がある

更新日:2026-10-30

紀元前18世紀ごろのバビロニアで刻まれたハンムラビ法典には、「目には目を」で知られる規定だけでなく、家を建てる職人の責任まで書かれている。建築した家が崩れ、持ち主が亡くなった場合、建築者に死刑を科すという、現在の感覚では非常に厳しい条文もある。

ルーヴル美術館に展示される古代メソポタミアのハンムラビ法典碑の実物
ルーヴル美術館に展示される古代メソポタミアのハンムラビ法典碑の実物。撮影・制作:Ramessos / Wikimedia Commons / Public domain(縮小表示のみ)

この法典を残したのは、現在のイラクを中心とする古代バビロニアの王ハンムラビだ。黒い石の碑に楔形文字で多くの条文が刻まれ、現在はパリのルーヴル美術館で保存されている。財産や商取引、家族、労働など、実に幅広い問題が扱われている。

興味深いのは、家が崩れたときの責任を考えていたことである。安全な建築の必要性は古代でも切実だった。ただし、条文の罰は社会的身分などによって違い、現代の法の下の平等という考え方と同じではない。

法典は人類で最初の法律ではなく、それ以前の法文書も知られている。それでも、住宅の施工不良という身近な問題まで残っているため、約3800年前の都市生活を具体的に想像できる。

REFERENCES

参考文献・出典

  1. ルーヴル美術館・ハンムラビ法典 ↗ルーヴル美術館
  2. 画像原典:CodexHammurapi.jpg ↗Wikimedia Commons

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