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ヨルダンのペトラは、岩を削るだけでなく水を集めて栄えた都市

更新日:2026-10-30

ヨルダンのペトラへ向かうと、細い岩の峡谷の先に巨大な建築物の正面が現れる。柱や飾りは石を積み上げたように見えるが、実際には赤みを帯びた岩山を直接削ってつくられたものだ。有名な「エル・ハズネ」も、そのような岩窟建築の一つである。

ヨルダン・ペトラにある岩を彫り出した神殿風の建築エル・ハズネ
ヨルダン・ペトラにある岩を彫り出した神殿風の建築エル・ハズネ。撮影・制作:Davidchocron / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0(縮小表示のみ)

ここに都市を築いたナバテア人は、アラビア半島と地中海を結ぶ交易路で栄えた。砂漠の中で人や物が集まる都市を維持するには、豪華な建築以上に重要なものがある。水だ。

ペトラでは、岩を削った水路や貯水槽などを使って雨水を集め、乾いた季節にも利用できるようにしていた。峡谷では突然の洪水が危険になることもあり、水を集めるだけでなく、その流れを制御することも必要だった。

観光写真では岩壁に彫られた神殿のような正面が目立つ。しかし、都市が長く栄えたのは、岩を美しく削る技術だけでなく、雨の少ない土地で水を確保する技術もあったからだ。

REFERENCES

参考文献・出典

  1. 主な参考資料 ↗公式機関・学術資料
  2. 画像原典:Petra, Jordan -The Treasury.JPG ↗Wikimedia Commons

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