解説 · 宇宙・地球

太陽は酸素で燃えているわけではない

太陽が光り続けるエネルギー源は、酸素を使う燃焼ではなく中心部で起こる核融合反応である。

更新日:2026-10-29

太陽は巨大な炎の球に見える。しかし、薪やガスが燃えるときのような化学的な燃焼が続いているわけではない。

太陽の中心で起きる核融合

太陽の中心部は非常に高温・高圧で、主に水素の原子核が反応してヘリウムがつくられる。これを核融合という。

この過程では、反応前後の質量の差に相当するエネルギーが放出される。アインシュタインの式 E=mc² は、質量とエネルギーの関係を表している。

光が届くまでの時間

太陽表面から地球まで光が届く時間は約8分20秒だ。ただし、中心で生じたエネルギーが太陽内部を通って表面に達するまでの過程はずっと複雑で、長い時間がかかる。

いつまでも続くのか

太陽の中心で核融合に使える水素は有限である。太陽は現在、寿命の途中にある主系列星で、遠い将来には赤色巨星へ進化すると考えられている。

太陽の光は「火が燃える」という日常的な比喩より、核物理学によって理解される現象なのだ。

関連する話:太陽の光は地球まで約8分20秒

太陽から地球までの距離は約1億5000万km。光でも地球まで届くには約8分20秒かかる。今見ている太陽は数分前の姿だ。

関連する話:太陽には太陽系の質量の99%以上が集まる

惑星が8つもある太陽系だが、質量の99%以上を太陽が占める。木星も巨大だが、太陽系全体の重さでは太陽が圧倒的。

REFERENCES

参考文献・出典

  1. Sun Facts ↗NASA Science
  2. Solar System Facts ↗NASA Science

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