お金は買い物に使う道具だが、経済学ではその役割をもう少し細かく考える。
交換の手段
お金があれば、欲しい商品と自分の持ち物を直接交換してくれる相手を探さなくてよい。これを交換手段としての役割という。
価値の尺度
商品やサービスの価格を共通の単位で表せる。例えば、りんごと靴を別々の物々交換比率で表さなくても、円という単位で比べられる。
価値の保存
今日受け取ったお金を、明日以降の買い物に使える。ただしインフレによって購買力が下がることはあるので、完全に価値が一定という意味ではない。
お金は現金だけか
預金なども決済に利用でき、経済統計では貨幣の範囲を複数の指標で捉える。日常の「お金」と、統計でいう貨幣供給量は必ずしも同じではない。
こうした役割を理解すると、なぜ人々が特定のものを貨幣として受け入れるのかを考えやすくなる。