解説 · 経済

物価が高いこととインフレ率が高いことは違う

インフレ率は物価水準の上昇率。物価が高い状態でも、上昇が止まればインフレ率は低くなる。

更新日:2026-10-29
VISUAL EXPLAINERオリジナル図解
物価指数とインフレ率1001101101年目2年目3年目上昇率 0%+10%
物価水準が高止まりしていても、前年から上がらなければインフレ率は0%となる。

「物価が高い」と「インフレ率が高い」は似ているが、指しているものは異なる。

物価水準と変化率

物価水準は、商品やサービスの価格をまとめて捉えた水準である。一方、インフレ率は、その物価水準がどれくらいの速さで上昇しているかを表す。

例えば、物価指数が100から110に上がれば、その期間の上昇率は10%だ。翌年も110のままなら、物価は高いままだが、翌年のインフレ率は0%になる。

物価が下がる場合

物価水準が持続的に下がる状態をデフレーションという。インフレ率がプラスのまま低下することは、一般にディスインフレーションと呼ばれ、デフレーションとは区別される。

物価はどう測るのか

消費者物価指数(CPI)などは、多くの商品やサービスの価格を一定の方法でまとめて計算する。個人の支出内容は人によって違うため、実際に感じる値上がりの程度と、統計上の物価指数が一致するとは限らない。

インフレ率だけで生活の豊かさを判断することもできない。賃金や所得がどのように変化したかも重要になる。

REFERENCES

参考文献・出典

  1. 22.1 Tracking Inflation ↗OpenStax Principles of Economics 3e

リンク先は外部サイトです。本文は資料を参考に独自に執筆しています。