「物価が高い」と「インフレ率が高い」は似ているが、指しているものは異なる。
物価水準と変化率
物価水準は、商品やサービスの価格をまとめて捉えた水準である。一方、インフレ率は、その物価水準がどれくらいの速さで上昇しているかを表す。
例えば、物価指数が100から110に上がれば、その期間の上昇率は10%だ。翌年も110のままなら、物価は高いままだが、翌年のインフレ率は0%になる。
物価が下がる場合
物価水準が持続的に下がる状態をデフレーションという。インフレ率がプラスのまま低下することは、一般にディスインフレーションと呼ばれ、デフレーションとは区別される。
物価はどう測るのか
消費者物価指数(CPI)などは、多くの商品やサービスの価格を一定の方法でまとめて計算する。個人の支出内容は人によって違うため、実際に感じる値上がりの程度と、統計上の物価指数が一致するとは限らない。
インフレ率だけで生活の豊かさを判断することもできない。賃金や所得がどのように変化したかも重要になる。