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山のふもとから測ると、エベレストよりハワイのマウナケア山の方が高い

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更新日:2026-10-31

世界一高い山はエベレスト。学校でもよく習う答えだ。山頂の標高は約8849メートルで、海面から測った高さなら世界一である。

ところが、山が地面からどれだけ高くそびえ立っているかという意味では、別の山が候補になる。ハワイ島のマウナケア山だ。

マウナケアの山頂は海抜約4200メートルしかない。しかし山体の大部分は海面の下にある。太平洋の海底から山頂まで測れば、その高さは約1万210メートルに達する。エベレストより高いのである。

山のてっぺんと、山そのものの高さ

エベレストはヒマラヤ山脈の中にある。山頂の標高は世界一だが、山の周囲もすでに標高の高い場所にある。山頂とふもとの高低差だけを測る場合、どこをふもとと考えるかが難しい。

マウナケアは太平洋の海底から盛り上がってできた火山だ。海面に出ている部分は巨大な山体のほんの上の方にすぎない。

ハワイの火山は、海底で噴き出した溶岩が長い時間をかけて重なり、大きな山をつくってきた。海の下まで目を向けると、マウナケアの実際の大きさが見えてくる。

世界一は、何を測るかで変わる

アメリカのNOAAは、山の高さを三つの異なる方法で比べている。海抜で最も高いのがエベレスト。ふもとから山頂までの高さで注目されるのがマウナケア。そして地球の中心から最も遠い山頂は、エクアドルのチンボラソ山だ。

数字の比較では、何を基準に測ったかが大切だ。

エベレストが世界一なのは間違いではない。ただし「世界一高い山」という言葉を別の物差しで考えると、海に隠れたハワイの巨大な火山が現れる。

地球の中心から最も遠い山頂の話も、同じ理由で意外な結論になる。

REFERENCES

参考文献・出典

  1. What is the highest point on Earth as measured from Earth's center? ↗NOAA National Ocean Service
  2. Ocean floor features ↗NOAA Ocean Service

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