ひとくち雑学 · 歴史

ドイツのケルン大聖堂は、632年かけて完成した

更新日:2026-10-30
完成まで632年かかったドイツのケルン大聖堂
完成まで632年かかったドイツのケルン大聖堂撮影・制作:Raimond Spekking / Wikimedia Commons(画像の原典) · CC BY-SA 4.0(表示サイズのみ変更)

ドイツのケルンに立つ大聖堂は、二つの細長い尖塔が空高く伸びる巨大なゴシック建築だ。工事が始まったのは1248年。完成を祝ったのは1880年で、着工から632年もの時間が過ぎていた。

もちろん、600年以上ずっと職人が働き続けていたわけではない。途中で工事が長く止まり、未完成の建物のまま何世代もの人々が暮らした。最初に計画を立てた建築家が生きているうちに完成を見ることは、到底できなかった。

19世紀になると工事が再開され、中世に描かれた設計図などを参考にしながら、もとの構想を実現しようとした。工事が止まっていた間に、ヨーロッパでは宗教改革も産業革命も起き、政治や技術のあり方が変わっている。

ケルン大聖堂の完成は、一人の建築家の仕事が終わったという出来事ではない。何百年も前の構想を、別の時代の人々が引き継いだことによって実現した建築だった。

REFERENCES

参考文献・出典

  1. UNESCO・ケルン大聖堂 ↗UNESCO・ケルン大聖堂

リンク先は外部サイトです。本文は資料を参考に独自に執筆しています。