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チェコの納骨堂では、人骨でシャンデリアがつくられた

更新日:2026-10-30
チェコのセドレツ納骨堂にある本物の人骨を使ったシャンデリア
チェコのセドレツ納骨堂にある本物の人骨を使ったシャンデリア撮影・制作:BrokenSphere / Wikimedia Commons(画像の原典) · CC BY-SA 3.0(表示サイズのみ変更)

チェコのクトナー・ホラにあるセドレツ納骨堂では、天井から下がるシャンデリアも、壁を飾る紋章も、人間の骨でつくられている。頭蓋骨や大腿骨が整然と並ぶ様子は、写真を見ただけでも強烈な印象を残す。だが、なぜこれほど大量の骨が一つの礼拝堂に集まったのだろう。

背景には、墓地に埋葬された人々の遺骨を納骨堂へ移すという長い歴史がある。中世の疫病や戦争の時代を経て、多くの人がセドレツに葬られた。墓地の整理によって遺骨が集められ、礼拝堂の地下に収められるようになった。

現在の装飾で目立つのは、19世紀の職人フランティシェク・リントの仕事だ。納骨堂の公式資料によれば、リントはシュヴァルツェンベルク家の依頼を受け、シャンデリアや紋章、骨を連ねた飾りなどを制作した。人骨が多数集まっていたことと、それが華やかな装飾に変えられたことは、同じ時代の出来事ではない。

外から見ると、単に人を驚かせるための装飾のようにも思える。しかし納骨堂側は、骨による装飾には復活や最後の審判、希望といった宗教的な意味もあると説明している。一方、家紋は後援した一族への感謝を表す、宗教とは別の性格を持つ装飾だ。

見物客が目にする骨は、もともとはそれぞれ違う人生を送った人々のものだった。その名前や詳しい生涯が分からないからこそ、礼拝堂を訪れる人は、装飾の形だけでなく、遺骨がここに至った歴史にも目を向けることになる。

REFERENCES

参考文献・出典

  1. チェコ政府観光局・セドレツ納骨堂 ↗チェコ政府観光局・セドレツ納骨堂
  2. Ossuary history ↗セドレツ納骨堂公式
  3. Ossuary: Symbols and Renovations ↗セドレツ納骨堂公式

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