ラオスでは、田畑を耕すことや道を整えることに危険が伴う土地が今もある。地中に、ベトナム戦争と同じ時代の爆撃で投下された不発弾が残っているからだ。戦争が終わっても、土の中に埋まった爆発物は消えない。
1960~70年代、ラオスでは大量の爆弾が投下された。とりわけクラスター爆弾は、容器の中の多くの小さな爆発物を広い範囲に散らす。一部は着地したときに爆発せず、何十年もたってから人が触れると爆発する危険がある。ラオスの不発弾処理機関は、投下された子爆弾の数を非常に大きな規模と推計している。
農作業中に地面を掘る人や、危険性を知らずに物を拾ってしまう子どもたちが被害を受けることもある。そのため専門の処理チームが地中を調べ、発見した爆発物を安全な手順で処理する活動を続けている。
歴史を学ぶと、戦争は講和や撤兵で終わったように見える。しかしラオスでは、終戦より何十年も後の世代まで、戦争で残されたものへの注意が必要になっている。