解説 · 生物

集団が激減すると、なぜ遺伝的多様性が失われる?

災害などで個体数が激減すると、生き残りが偶然に偏り、集団の遺伝的構成が大きく変わることがある。

更新日:2026-10-29
VISUAL EXPLAINERオリジナル図解
元の集団急減回復後色は遺伝的な型の違いを表す
仮想的な例であり、個体数回復後の遺伝子頻度が必ずこの通りになるわけではない。

進化は、環境に適した個体が増える自然選択だけで起こるわけではない。偶然によって遺伝子の割合が変わることもある。これを遺伝的浮動と呼ぶ。

瓶の首を通るように

元の集団にさまざまな遺伝的変異があっても、災害などで個体数が急減すると、生き残った個体の持つ変異だけが次世代に引き継がれる。

このとき、失われる変異は必ずしも不利なものだけではない。たまたま生き残れなかった個体が持っていた変異は、有利かどうかに関係なく失われる可能性がある。

多様性はすぐに元へ戻らない

個体数が後に回復しても、消えた遺伝的変異が自動的に元へ戻るわけではない。突然変異やほかの集団からの遺伝子流動などで、長い時間をかけて変化する。

自然選択との違い

自然選択では、形質と繁殖成功の関係が重要になる。ボトルネック効果では誰が生き残るかの偶然性が重要な要因となる。

REFERENCES

参考文献・出典

  1. 19.2 Population Genetics ↗OpenStax Biology 2e

リンク先は外部サイトです。本文は資料を参考に独自に執筆しています。