見た目は陸に囲まれた池でも、地下では海とつながっているものがある。
アンキアライン・プール(anchialine pool)は、石灰岩や火山岩の地下の割れ目などを通じて海水が流れ込む小さな水域だ。海と直接つながる水路が地表に見えなくても、地下の連絡によって池の水位が潮汐に応じて変わることがある。
淡水と海水が混ざるため、水面近くと深いところで塩分が違う場合もある。特殊な環境に適応したエビや魚などが暮らし、普通の池とは違う生態系が生まれる。
地上に海へ続く川がなくても、石灰岩や溶岩の割れ目が地下水の通路になる。潮が高くなると地下の海水が押し上げられ、陸の池の水位も変化することがある。
こうした池では淡水と塩水が層をつくり、深さによって水の性質が違う場合もある。表面だけを見ても生態系の特徴は分からない。