「今日は暑い」という話と、「この地域は夏が暑い」という話は似ているが、比べている時間の長さが違う。
天気は短期的な大気の状態
天気とは、ある場所・ある時刻の大気の状態だ。気温、降水量、風、湿度などは時間や日によって変化する。
気候は長期的な特徴
気候は、数十年という長い期間の平均や変動の特徴を表す。気象庁などが使う「平年値」は、一般に30年間の観測値から計算する。
たとえば、今日たまたま雪が降ったことだけでは、その地域の気候が変わったとは言えない。逆に、数十年の気温や降水の傾向を比較すれば、気候変動の兆候を調べられる。
平均だけを見ればいいのか
気候は単なる平均気温だけではない。極端な高温や豪雨の頻度、季節ごとの雨の降り方なども重要である。
「今年の夏が涼しいから温暖化していない」と判断できないのは、天気と気候の時間尺度が異なるためだ。