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2000年前のローマのコンクリートはひび割れを自分で埋める?

約2000年前の建築材料に、ひび割れを小さくする自己修復のような性質があった。

更新日:2026-10-29

約2000年前の建築材料に、ひび割れを小さくする自己修復のような性質があった。

MITなどの研究チームは、ローマ時代のコンクリートに含まれる白い石灰の粒に注目した。水がひび割れから入り込むと、粒に含まれる成分が反応し、炭酸カルシウムなどとしてひびを埋める可能性がある。実験で再現した材料では、ひびに通した水の流れが数週間で止まった。

すべてのローマ建築が永遠に壊れないという意味ではない。材料の配合や環境によって寿命は変わるが、古代の施工方法が現代の耐久材料の研究につながっている。

ローマのコンクリートに残る白い石灰の粒は、かつて製造の雑さと考えられることもあった。しかし材料を分析した研究は、この粒が水に触れたときの化学反応に注目した。

ひび割れに水が入ると成分が溶け、炭酸カルシウムなどが析出して隙間を埋めることがある。全てのひびが自然に直るわけではないが、施工の歴史が現代の材料開発につながっている。

REFERENCES

参考文献・出典

  1. Riddle solved: Why was Roman concrete so durable? ↗Massachusetts Institute of Technology
  2. Pompeii offers insights into ancient Roman building technology ↗Massachusetts Institute of Technology

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