ひとくち雑学 · 生物

タコは8本の腕で『考える』? 頭より多い神経細胞

タコの腕は、脳からの指示を待つだけの単純な道具ではない。

更新日:2026-10-29
動物の写真。写真は本文の研究対象個体を撮影したものとは限りません。
動物のイメージ写真・本文の研究対象個体ではありません写真:Vincent Niochet / Wikimedia Commons · CC BY-SA 4.0(表示領域に合わせてトリミング)

タコの腕は、脳からの指示を待つだけの単純な道具ではない。

一般的なタコでは、神経細胞のかなりの割合、約3分の2が8本の腕に分布するとされる。腕の神経回路は吸盤からの情報を処理し、複雑な動きを局所的に調整できる。タコが壺を開けたり、狭い隙間を探索したりする器用さの一端を担う。

ただし『腕にそれぞれ独立した脳がある』と文字通りに考えるのは正確ではない。中央の脳と腕の神経系が連携しており、知能が一か所だけに集中していないことが面白い点だ。

タコの神経系は頭にだけ集中せず、腕にも多くの神経細胞が分布している。吸盤が周囲に触れた情報を使い、腕の動きを局所的に調整できるのが特徴だ。

ただし、8本の腕に人間の脳のような独立した意識があると決まったわけではない。腕と中央の脳が連携する、別の神経系の設計を持っていると考える方が正確だ。

REFERENCES

参考文献・出典

  1. Cephalopods: Octopus, Squid, Cuttlefish, and Nautilus ↗Smithsonian Ocean

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