解説 · 生物

キリンは何種類? 2025年の4種分類と7亜種を整理

北部・アミメ・マサイ・南部の4種と7亜種の名前、分布、保全状況。古い1種9亜種との違いを解説する。

更新日:2026-10-29
動物の写真。写真は本文の研究対象個体を撮影したものとは限りません。
動物のイメージ写真・本文の研究対象個体ではありません写真:Photograph by Mike Peel (www.mikepeel.net) / Wikimedia Commons · CC BY-SA 4.0(表示領域に合わせてトリミング)

動物図鑑で「キリンは1種で9亜種」と書かれているのを見たことがあるかもしれない。しかし近年の遺伝学と形態研究により、キリン属の分類は見直されている。

2025年のIUCN専門家評価

2025年8月、国際自然保護連合(IUCN)の専門家グループは、現生のキリンを4つの種に分類する評価を公表した。

  • キタキリン(Giraffa camelopardalis):北部・中央・西部アフリカの限られた地域に分布。
  • アミメキリン(Giraffa reticulata):東アフリカに分布し、網目状の斑紋が目立つ。
  • マサイキリン(Giraffa tippelskirchi):ケニアやタンザニアなどの東アフリカに暮らす。
  • ミナミキリン(Giraffa giraffa):アフリカ南部に分布する。

7つの亜種

4種の下には合計7亜種を認める分類がある。キタキリンにはコルドファン、ヌビア、ニシアフリカの3亜種。マサイキリンにはマサイとルアングワの2亜種。ミナミキリンには南アフリカとアンゴラの2亜種が含まれる。アミメキリンはこの分類では亜種に分けない。

以前「ロスチャイルドキリン」と呼ばれた集団は、現在の一部の分類ではヌビアキリンに含められる。

どうして分類が変わったのか

模様の違いだけではなく、広い地域から採取された遺伝情報や、頭蓋骨の形、生息域の分断を含めて評価する研究が進んだためだ。

分類は永久不変の正解ではない。新しい証拠によって将来も修正される可能性がある。

個体数は種類によって大きく違う

キリン保全財団の2025年推計では、4種を合わせて約14万頭。一方、キタキリンは約7000頭と少ない。キリンを一種類の動物として大まかに保護するより、地域や種ごとの状況を理解することが大切だ。

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REFERENCES

参考文献・出典

  1. Giraffe Species ↗Giraffe Conservation Foundation
  2. Four giraffe species officially recognised ↗IUCN (2025)
  3. Physical Characteristics ↗San Diego Zoo Wildlife Alliance Library

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