ひとくち雑学 · 地理

石なのに海に浮く? 火山の『軽石いかだ』の正体

石は沈むもの、と決めつけられない。火山から出た軽石は水面に浮くことがある。

更新日:2026-10-29

石は沈むもの、と決めつけられない。火山から出た軽石は水面に浮くことがある。

軽石は、マグマに溶けていたガスが膨らんだまま冷えて固まった、穴の多い火山岩だ。内部の空洞に水がすぐ入り込まなければ、石全体の平均密度が水より低くなる。そのため海に浮かび、集まると『軽石いかだ』と呼ばれる広い帯状の集団になる。

火山噴火のあと、軽石が潮流に乗って何週間も漂い、船のエンジンの冷却水の取水口などに詰まる被害を起こすことがある。一方、泡の穴が水で満たされれば沈む場合もあり、すべての火山岩が浮くわけではない。

軽石が浮くのは、物質としての岩石が水より軽いからとは限らない。火山ガスの泡が残した細かな空洞によって、石の体積に対する平均的な重さが小さくなるためだ。

空洞に水が入ると沈む場合もある。海に浮かぶ軽石が潮流に運ばれると、船の取水口や漁港などに影響することもある。

REFERENCES

参考文献・出典

  1. Volcano Watch — Rocks float briefly where lava meets the sea ↗U.S. Geological Survey
  2. Volcano Watch — New Tongan Island ↗U.S. Geological Survey

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