猫は人に対して無関心で、犬と違って意思疎通をしない――こうした印象は、動物行動学の研究が進むにつれて見直されている。
目を細めるやりとり
2020年の実験では、猫は人間がゆっくり瞬きをした後に、目を細める動作を返しやすかった。見知らぬ実験者でも同様のやりとりをした後に近づきやすくなった。
ただし目を細めた猫が必ず特定の感情を抱くとは限らない。実験が示すのは、肯定的な交流を示す手がかりということである。
自分の名前を知っている
2019年の研究では、猫が一般的な単語と自分の名前を区別できることが示された。だが『知っている』ことと『呼ばれて走ってくる』ことは別だ。猫は状況に応じて反応を変える。
ゴロゴロは喜びだけではない
喉を鳴らす音は、穏やかな場面だけでなく、不安・痛み・空腹などでも生じうる。そのため、音ひとつで猫の気持ちを決めないことが重要になる。
猫が情報を残す方法
猫は頬や体の匂いをものにこすりつけたり、爪とぎで痕跡を残したりする。ほかの猫にとっては、視覚だけでなく匂いによる情報が大切になる。
猫が『人のように話すか』ではなく、猫がどの感覚を使っているかを理解すると、猫の行動が読みやすくなる。
